欧米では保険はファイナンシャルプランナーにお願いするのが普通

日本では、保険に加入する方の約8割が、各保険会社の外交員から加入するようです。

 

日本では第二次世界大戦後、大量の戦争未亡人が生まれました。

戦争で夫をなくし、子供を抱えた未亡人たちは、体を売り、生計を立ててた方もおられたそうです。

 

そんな状況で、戦争未亡人に救いの手を差し伸べたのが、生命保険会社だったそうです。

保険会社は大量の未亡人を雇い入れ、保険加入の営業部隊として働かせました。

彼女たちは生活がかかってるので一生懸命働き、また、世の中もそんな彼女たちを応援しました。

 

いわゆる生保レディです。ニッセイのおばちゃんです。

そんな経緯もあって、日本では生保レディから保険に加入するのが常識になりました。

 

しかも当たり前のように、まるで社会人の義務かのように、保険に加入しています。

 

 

一方、欧米では保険に加入するとき、ファイナンシャルプランナーに相談するのが普通です

そもそも日本のような保険の外交員的な人は存在しないので、ファイナンシャルプランナーに相談するしかないのが現状のようです。

 

ここで日本と欧米の保険の加入率を見てみましょう

欧米と日本の生命保険加入率
アメリカ:約50%
イギリス:約40%
日本:約90%

欧米の人たちが、保険が嫌い と言ってしまえばそれまでですが、欧米では本当に必要性を考えて、生命保険に加入するようです。

日本とはずいぶん違いますね。この数字、欧米が少ないのではなく、おそらく日本が異常なのでしょう。

 

 

基本的に、生保レディは会社・営業成績を考えて、加入をすすめます

ファイナンシャルプランナーは、顧客の利益を考えます

 

全員が全員、そうだとは言いませんが、客の利益を考えずに、泣きついたり、ひどい場合だと枕営業してまで、契約を取ってきます。

 

ファイナンシャルプランナーは、新規客を取ってくるには、口コミや紹介が主です。

変なうわさが立ってしまうと、他のお客様を紹介してもらえませんので、彼らは客のことを真面目に考えます。

この場合も、全員が全員、そうだとは言いません。

 

日本人が一生で使う保険料は世界一だと言われています

その分、無駄な保険もたくさん払っているのが現状です。

日本でも生命保険に加入するとき、ひとりひとりがきちんと考えて、専門家に相談し、保険に加入するようになればいいですね。

 

 

 

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